お買い物記録と感想集

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2008.05.05[月] 今市子 『岸辺の唄』

岸辺の唄岸辺の唄
(2002/05/24)
今 市子

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(※リンク先は単行本データですが、文庫版も出ています。)
これも友人からの読書宅急便にあった一冊。

旱魃などで水不足になると、人々は水乞いの儀式を行う。
それは卜筮で選ばれた人間が、決められた沓を履き、馬も舟も使わず己の足で河伯の住む翠湖まで辿り着かなければならない儀式。
孤児のスリジャは水乞いの生贄とされる為、護衛のエンと共に翠湖へと向う――といった出だしです。

上記に粗筋を書いた『岸辺の唄』他、根底に流れるのは、半ば廃れた水乞いの儀式に纏わる人間たちの悲喜交々の物語です。
水の不足により人々の心が荒み、人と鬼人の確執が横たわり、何気に殺伐とした世界観ながら、不思議としっとりしたオリエンタルファンタジーに仕上がっていて、さすが今市子…。

メインになるのは、エンとジンファの二人組。スリジャを連れて翠湖の住人になったエンと、翠湖出身のジンファが、色々な国へ使いに出て、そこで水や鬼人との騒動に巻き込まれる…といった感じ。
初っ端出てきて年の差カップルになったものの、その後のエンとスリジャの話がほとんどなくて個人的にちょっと寂しかった…。

一話一話完結している形なので続編があったらまた読みたいんですが、これ続いているんですかね…。
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