日々買った本やゲームを紹介しています。
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2008-10-02 Thu 21:05
すんごい懐かしいタイトル発見! これ、十年以上前に出版された『FullMoonにささやいて』の続編です。 『FullMoonにささやいて』は計二冊で話が完結していたので、よもやこんなに時間が経ってから続編が出るとは思いませんでした。 というわけで、懐かし買い。 ヴァンパイアのデビットとマーロはいとこ同士で夫婦の関係。 前シリーズで結婚式まで何とか漕ぎ着けた二人ですが、引越し先の街でも二人を巡って騒動が持ち上がり―――といったストーリーです。 どたばたラブコメディですので、上記の粗筋が全てと言って過言ではなく。 今まではデビットの女たらし振りにマーロがやきもきするって展開が多かった気がするんですけれど、新シリーズではマーロにまとわりつく男たちにデビットが不機嫌になる展開になりました。 うん。なんつーか、すごく分かりやすい。 こういうお約束展開に、マーロの特異体質(通常は男性体だか、満月の夜だけ女性体に変わる)エピソードが絡む流れになります。 なので、通常時に事情を知らない人間から見ると、主人公達はまるでゲイカップルという…。 それにしても、しばらく見ないうちに真東さんのペンタッチがずいぶん変わってて時間の流れを感じました…。 基本テイストはデビュー当時から全く変わらないのにペンタッチだけが変わるっていうのも、結構珍しいですよね。(ちなみにキャラクターの服の傾向もいっかな変わってない。) それから一時期崩れていたキャラクターのプロポーションも大分改善されていて、何だかほっと安心してしまいました。 前シリーズが新刊で流通していなさそうな気配なのがネックでしょうか。 まあこれだけでも読めることは読めますので、興味ある方はどうぞ。 |
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2008-09-17 Wed 21:05
出張のお供に買ってみました。 本当に久々に本屋をうろうろしてみて発見した一冊です。 この時間つぶしのうろうろがなければ、多分一生この本を知らなかったと思います。 文庫ですが、中身は四コマ漫画です。 巨大なやさぐれぱんだと青年の掛け合いからなる不条理四コマで、このタイトルではペンギンが登場します。 やさぐれぱんだがロマンを求めて旅に出て、青年がぱんだを探すうちにペンギンと出会い、一人と二匹の珍道中が不条理に繰り広げられます。 いきなり何の前知識もなしにこれをかったので、既刊『やさぐれぱんだ』の内容が頭に入っていませんが、これはこれで楽しめました。 でも多分既刊を知っていたほうがもっと楽しめたと思う…。 作画もシンプルだけどデッサンがきちんととれてて好感触。 個人的にはもっと不条理でもいいかなぁ…と思いますが、こればっかりは作者の個性なので、要求してどうなるものでもありますまい。 不条理系四コマ好きは一度手に取ってみることをお勧めします。 |
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2008-09-01 Mon 20:52
わーい、やっと2巻が出ました〜! 相変わらずいい仕事してます、浅田氏。 主人公・解体屋は記憶の断片を頼りに解体作業のメソッド『三分割法』を思い出し、そして遂に自分の分割先である“戦闘者”と“解析担当”と出会う。 自分の分身と出会うことで、自分が完全に復活できていないことを改めて痛感しながらも、解体屋はノビル少年の解体に挑み、見事失敗。 その後主人公は、恩師・立原が記憶喪失を解決するための鍵を用意してくれていたことに気づき、立原家を訪れる。 一方サイキック・ワークス(PW)別働隊は実力行使でタカザワ派解体屋たちの襲撃を続け、遂に創始者である錠前屋の眼前にまで迫っていた。 相変わらずノビルが謎ですね…。これがPWとどう絡むのか興味あります。 それから何の疑問も感じずに読んでいましたが、よくよく考えればタカザワ派とPWというそれぞれの組織構成やしがらみについて詳細が語られていない。 最終ページで主人公の記憶が完全復活しましたから、次巻以降高沢秀人という存在やそれまでの経緯が語られることになるのでしょうか…? 他、雑感。 ・戦闘者や解析担当の名前がここではっきりしました。でも主人公の本名は依然不明。 ・そして戦闘者の性格付けがめっさ面白い。あんなスペイン風宮殿で千羽鶴折ったり、ガーデニングしたり、ぬか床作ったりって…。 ・アマゾンのサムネイル画像では表紙がどんなデザインだかまったく分からなかったです。届いていろんな意味でびっくり。 |
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2008-08-04 Mon 20:43
アマゾンでの料金あわせで1巻を買ったところものの見事にはまってしまい、慌てて残りを大人買い。 全5巻完結で助かりました…(懐的にも時間的にも)。 これは後深草院二条が記した女流日記『とはずがたり』の漫画化です。 といっても、このシリーズでは原典『とはずがたり』でぼかされて表現されていた人物達を、ずばり実名に置き換えて描いていたり(例:原作では「雪の曙」と記されている人物⇒漫画では堂々と西園寺実兼と表記)、日記の内容だけでなく当時の政治の動きを連動させて漫画化しているので、読者としては時代背景などがわかりやすくなっています。 (ちょうど時代は元寇の頃なので、当時の鎌倉幕府の動きや、世界情勢などについても要所要所で解説が挿入されている。) 大納言家の姫として生まれながら、後深草院の御所で育った主人公・二条。 彼女は初恋の人・実兼と将来を誓い合いながらも、後深草院と強引に契りを結ばされ、院の後宮におさめられることに。 そんな二条を中心とした赤裸々な宮廷恋愛日記です。 『とはずがたり』って深く考えるまでもなく、かなり人間関係がどろどろしている話なんですよね。 二条自身もなんだかんだ言いながら、恋の鞘当を何の疑問もなく繰り返していますし。 (まあ、政治の中心は鎌倉へ移ってしまっていて他にすることもなかったし、幼少時からそういう世界の中心で育てられれば、価値観に疑問なんぞ持ちようもないというか。) 父とも兄とも慕っていた人に強引に契りを結ばされ(=『源氏物語』の若紫そのもの)、一方で後深草院の目を盗んで実兼との恋愛を楽しんでいたらうっかり実兼の子を妊娠してしまったり、その子をこっそり里子に出したりとごたごたした直後に、今度は後深草院の異母弟・性助法親王から熱烈なアプローチを受けて押し流されたり(しかも後深草院のお膳立てあり)…と、とにかく近い人間同士で関係が交錯しまくりです。 上記のような生臭さが、ちょこちょこ挟まれる情勢解説やギャグで緩和され、またさっぱりした作画で読みやすく仕上げられている点には好感度大。 一方で、(根本的な問題ながら)作者の画力がもう少しあったら完璧だったのに…という惜しさもあり。 (※とても丁寧に描画されているので、画面作りそのものは安定していて好感触。) 原典を読んだことがないので比較できませんが、『後宮』では、「愛し、愛されるということは」的なモチーフが根底にあって、その上で各人物の心情が語られます。 なので、原作でしばしば言われる、二条の「身勝手で悪女的」というような部分や、後深草院の変態チックな部分とかは、このシリーズではほぼ皆無です。(まあ、東二条院を完全な悪役ポジションに置いたからこそできた解釈だろうな…とも思います。) どうでもいい話ですが、古今東西の歴史を見るにつけ、政治や文化が爛熟すると、宮廷って所は恋愛遊戯しかすることなくなるんだなぁ…と思いました。 |
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2008-08-01 Fri 20:35
これまた気づいたら続刊が出ていて吃驚。 相変わらずハートフルコメディな短編集です。 微弱な霊能力しか持たないゆえに動物霊専門の霊媒師となったクォート。 そのクォートをサポートする黒猫ハーフ。 一人と一匹に加え、新シリーズから霊媒師・ラクシャスがレギュラー入りしました。 このメンバーで色々舞い込む依頼を解決していきます。 今回一番面白かったのは、競馬馬とジョッキーの幽霊ものでしょうか。 女実業家のおばあさんが男前でかっこいい。 あとJ・ティプトリー・ジュニアを彷彿とさせる話もありました。 と言っても、篠原さんの作品なので怖くはなかったですが。 それにしても、パンダなのに姿勢がゴリラなんてのを違和感なく描けるあたり、さすが篠原さんです。 |
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